インプラントは第二の永久歯です。
インプラントとは、口腔内の骨に人工の歯根を作り、その上に新しい歯を作るという方法です。入れ歯の様に歯茎に義歯を乗せるだけの方法と異なり、使わない顎骨がやせ細るという心配も無く、さらに従来のブリッジの様に、健全な歯を削る必要がないので、いったんインプラントを装着した後は、痛みや違和感を伴わずに、歯本来の機能を保つことができます。
インプラント治療は人工歯根治療(じんこうしこんちりょう)ともいわれ,歯の抜けた部分の顎の骨にインプラント(人工歯根)を入れて支柱とし,その上に支台部(歯を直接支える部分)と人工の歯をしっかりと固定する治療法です。
インプラントは生体との親和性が高いチタンという金属で造られています。
チタンは長年の基礎的,臨床的研究からインプラントの材料として最も安全であり,また顎の骨がしっかりと結合すれば,その上には丈夫で安定した歯を作ることができます。
入れ歯ではどうしても満足することが難しかった”食べる・話す“こともインプラント治療によりご自分の歯と同じような感覚を取り戻すことができます。
治療期間は約4カ月〜6カ月間です。
一般的には下顎で4ヶ月間、上顎で6ヶ月間、骨と定着するのを待たなければならないのですが、最近は症例によりその日に完成する方法もあります。
通院回数は約5回です。
骨がなくても全く問題ありません。当医院では最高年齢91歳で治療された方がいらっしゃいます。
インプラント(Implant)とは、乳歯、永久歯に継ぐ第3の歯と言われています。
通常、体の中に異物を入れると、免疫細胞が 「非自己」 と認定し、体の外に排出しようとします。例えば、指に刺さったとげを思い浮かべてもらうと良いでしょう。
最初は奥深くあって、なかなか取れなくても、日を追って外に出されてきます。そして、その部分の皮が少し分厚くなったことに気付くと思います。これは、「非自己」であるとげを、体の外に排出しようとしたためです。それでは、なぜ、インプラントを人間の骨の中に入れ込んでも、そういう拒否反応が出ないのでしょうか?
それは、チタンには「生体親和性」というものがあり、簡単に言えば、骨だろうが、結合組織(肉)であろうが、接触してもどんどんお構いなしに、体の細胞がその上に増殖することができるのです。裏を返せば、チタンにのみ、免疫機構が 「非自己」 という認定ができないため、その防御機構をすり抜けてあたかも自分の体の一部のように植わっているのです。
その理由は良くわかっていませんが、一説によると、地球45億年の歴史の中の、生物の進化の過程はほとんどすべて水の中でした。地球上に存在するあらゆる元素は水の中に溶け、イオンとして生命体と深く関わっていたため、体は金属などを「異物」として認識できるが、チタンだけは水に溶けなかったため、生命体と接する機会が無く、チタンを異物と認識できないのではないかということです。(真偽の程はわかりませんが・・)
この、考えようによっては、体にとってマイナスにしかなり得ないことを、うまく使ったのが、「インプラント治療」なのです。このチタンと骨の結合は、かなり強固でメンテナンスさえしっかりすれば、10年、20年は問題なく使用できると思います。また、咬む能力は、自分の歯とほぼ同じですので、自分の歯があったときと同様、豊かな食生活を楽しむことができます。
ただ、インプラント自身はムシ歯にはなりませんが、管理が悪いとインプラント周囲炎(Peri-Implamtites)を起こします。これは自分の歯における「歯周病」と全く同じです。細菌によって、インプラント周囲の骨や結合組織が破壊されてしまいます。そのため、3〜6ヶ月に一度定期健診を受けられるのが良いでしょう。
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